ゴールデンブロンド（2007年生、母フロレアーナ）

ゴールデンブロンド（2007年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金の鋳物のような光沢のある金髪」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時10歳）と交配したフロレアーナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月19日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月24日、中7週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンブースターに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカープに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の愛Love笠松けいば（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったヤマニンピトレスクに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のブレイクハートに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルクマーマレードに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルカシャルダンに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（笠松ダート1600m 雪/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンサンダーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のマジカルレッドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイウンノレッジを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトーセンモーションに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（8戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、吉崎智裕、久子結婚記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマノカントリーをクビ差振り切って断然人気に応えた。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、日本ライン特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンアリデッドを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

8月18日、中4週で迎えた22戦目は、水素水36生活杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（9戦7勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワールドレデーを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

10月13日、中2週で迎えた24戦目は、野菊特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたエーシンウィンマン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月9日、中3週で迎えた25戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた26戦目は、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。