スイートケーナ（2002年生、母スイートバレンシア）

スイートケーナ（2002年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽器名（インディオの縦笛）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したスイートバレンシアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のセントポーリア賞(一般C4-2 牝)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

8月21日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた5戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた7戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた9戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-5（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアギフトを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、一般C5-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを5馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月16日、中0週で迎えた12戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタカオウイングをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のオリーブ賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のジニア賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のセントポーリア賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊木良介騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリベロストラーダを上がり0位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月17日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のコリウス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で熊木良介騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルスナイステラを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で熊木良介騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊木良介騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊木良介騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のルピナス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた26戦目は、石川の米は最高にウマいで賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊木良介騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のポインセチア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

1月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で熊木良介騎手（13戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。