サンエリシオ（1999年生、母メイクアスメリー）

サンエリシオ（1999年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時6歳）と交配したメイクアスメリーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年のヘラクレス特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4歳（2003年）

4月8日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーキングトライブに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、あやめ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーキングトライブを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンディブリッジに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクメダリストをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

5月25日、連闘で迎えた10戦目は、獅子吼賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒミノシェーバーをアタマ差振り切って4勝目を獲得した。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコナサンセットをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた13戦目は、ヘラクレス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクブルーリボンに1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

9月15日、中8週で迎えた14戦目は、湯涌温泉特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシヤマタイクーンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスピードバーベナを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2004年）

3月21日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、（株）本田工務店春分特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（13戦6勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた22戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（14戦6勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬専門紙予想協会特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンマイラーに交わされて3馬身差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラエガオを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた26戦目は、梅の御紋特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（17戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（18戦6勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた28戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた30戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（19戦6勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた31戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（20戦6勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた33戦目は、天王寺都ホテル杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（21戦6勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。