ヒミノシェーバー（1998年生、母ヒミノタカモリ）

ヒミノシェーバー（1998年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時10歳）と交配したヒミノタカモリが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方19戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の金沢センターエリア賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

4月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に敗れた。

4歳（2002年）

3月9日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジインプレスに約22馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリバードーベルに7馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシユウノアテイジに8馬身の差をつけて優勝

7月1日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカッポレに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーワルークに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月25日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフミノホクトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月29日、中4週で迎えた13戦目は、金沢センターエリア賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウコマンダを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月27日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レオプラスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

4月27日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミステリアスレディを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

5月18日、中2週で迎えた16戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた17戦目は、獅子吼賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンエリシオを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レオエブアンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったファーストクロスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で末田秀行騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のケンロクホマレをクビ差振り切って9勝目を収める

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で末田秀行騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラブダンスサイトを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

9月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で末田秀行騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で末田秀行騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で末田秀行騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。