ロイヤルパワフル（1983年生、母パワフルチエリー）

ロイヤルパワフル（1983年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルニジンスキー（当時6歳）と交配したパワフルチエリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の三面川特別(400万下)。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月22日、デビュー戦は4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。鞍上は細川英二騎手。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトウショウマックを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月19日、4歳400万下の新緑賞（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月15日、4歳400万下のかきつばた賞（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月19日、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したデズニーラインにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月2日、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイテイルビーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月28日、3歳G3のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月25日、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月30日、ハンデ戦で4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月20日、4歳以上900万下（中山ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（1987年）

1月18日、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月15日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月6日、4歳以上400万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。