タガノグーフォ（2009年生、母タガノサファイヤ）

タガノグーフォ（2009年4月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ふくろう（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したタガノサファイヤが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木牧場。戦績は、中央平地29戦5勝、中央障害5戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシェルビーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中4週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月21日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサポイントを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月17日、中5週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月6日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月12日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のエーシンデュークに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

5歳（2014年）

1月5日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた21戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマカハに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

5月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のサイレンススズカカップ（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスノードンをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた25戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた26戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6歳（2015年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた28戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤタイシに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2016年）

1月23日、中6週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月28日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、約4か月半の休養明けで迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノタキシードに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。