テンスイアトムズ（1984年生、母リバテイー）
Tensui Atoms
1984.03.08
テンスイアトムズ（1984年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホープフリーオン（当時12歳）と交配したリバテイーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着3回、中央障害3戦1勝、地方32戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上900万下。
経歴
デビュー前
北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1987年）
2月1日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タケノアサオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
2月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、マチカネオオジサマに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
3月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のアヤパールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
3月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
10月3日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
10月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスケールアップに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で加用正騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
11月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加用正騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。
11月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で加用正騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
12月13日、中1週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリウェーブを自慢の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。
4歳（1988年）
1月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加用正騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。
2月7日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイナアガサを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をマークした。
2月21日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の洛陽特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。
3月19日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（12戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
4月16日、中3週で迎えた15戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1400万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。
5月1日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の醍醐特別（京都芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は加用正騎手（13戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。
5月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。
7月24日、中8週で迎えた18戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月6日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のマジェスティダイナに3/4馬身の差をつけて4勝目を手にした。
10月2日、中7週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で藤原哲朗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5歳（1989年）
6月11日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
7月9日、中3週で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーコールーラから2馬身半差の2着に敗北した。
8月6日、中3週で迎えた23戦目は、建依別賞（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。
8月27日、中2週で迎えた24戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
9月24日、中3週で迎えた25戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロノハックから半馬身差の2着となった。
10月23日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、足摺特別（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は田中守騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。
11月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月10日、中4週で迎えた28戦目は、室戸特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中守騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6歳（1990年）
1月21日、中5週で迎えた29戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
2月27日、中4週で迎えた30戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。
4月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中守騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月27日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
10月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた33戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンノキヤツスルから3馬身差の2着となった。
7歳（1991年）
4月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のライジングドラゴンに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。
6月30日、中9週で迎えた35戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルケンテリーから3/4馬身差の2着に敗北した。
7月8日、連闘で迎えた36戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルケンテリーから4馬身差の2着に敗北した。
9月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西内忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月8日、連闘で迎えた38戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月6日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた39戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西内忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8歳（1992年）
1月2日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた40戦目は、仁淀川特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西内忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンジャクソンをクビ差制して制した。
1月20日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた41戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西内忍騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西内忍騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンジャクソンから1馬身差の2着となった。
4月4日、中8週で迎えた43戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西内忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシユウザンパワーからクビ差の2着に甘んじた。
5月6日、中4週で迎えた44戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のファイナルプリンスに半馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。
5月31日、中3週で迎えた45戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西内忍騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルシゲプツシヤーから1馬身差の2着に敗北した。
6月27日、中3週で迎えた46戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月6日、連闘で迎えた47戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は田中守騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月8日、中4週で迎えた48戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグロリースキーに3/4馬身の差をつけて8勝目を挙げた。
10月13日、中8週で迎えた49戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西内忍騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月31日、中2週で迎えた50戦目は、晩秋特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月5日、中4週で迎えた51戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西内忍騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。
9歳（1993年）
1月2日、中3週で迎えた52戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西内忍騎手（14戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。