セレシオン（2019年生、母クルソラ）

セレシオン（2019年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アルゼンチンサッカートップチームの愛称。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したクルソラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の新潟記念(ハンデG3)で2着に入った他、2024年の関越ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディライトバローズに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの梅花賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトゥデイイズザデイをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

2月26日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月7日、中9週で迎えた4戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月21日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシルブロンに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月23日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2023年）

10月28日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したホウオウリアリティにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2024年）

1月28日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたリフレーミング決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月12日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスミに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンリョクカにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月3日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。