ハーリカ（2005年生、母ディマー）

ハーリカ（2005年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「素晴らしい（トルコ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したディマーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

ローレルクラブにて総額1,500万円（7.5万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月3日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のシセイハルカに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月31日、中3週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

9月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月15日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2009年）

5月2日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイートブレナムに半馬身届かず2着に敗北した。

5月23日、連闘で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したコスモザガリアを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったクレスコワールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のラルーチェに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

5歳（2010年）

6月6日、約9か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

6月20日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月29日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（9戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。