カネトシパワフル（2003年生、母カネトシシェーバー）

カネトシパワフル（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力強い」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したカネトシシェーバーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害27戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月27日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、中7週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

3月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

6月18日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小林慎一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2007年）

2月4日、中5週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で小林慎一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で小林慎一郎騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で小林慎一郎騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

5月20日、中5週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林慎一郎騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカドリームからクビ差の2着に甘んじた。

7月22日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックコンドルから2馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノブルーグラスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた26戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月12日、連闘で迎えた28戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバトルブレーヴから3馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。