ピエナクリスエス（2015年生、母メメビーナス）

ピエナクリスエス（2015年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時16歳）と交配したメメビーナスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C15。

経歴

デビュー前

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

5月5日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg戻して迎えた3戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、先輩やりますねぇ。伊藤健太郎（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2019年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

3月25日、中7週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウスイレンを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したペティヤンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドパドルに約12馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、逢妻川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコトブキポインターを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、煮え渕ポットホール特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。