サウスウエーブ（1987年生、母トキノヤシマ）

サウスウエーブ（1987年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時5歳）と交配したトキノヤシマが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方28戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着を確保した。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1990年）

1月28日、中4週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

7月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウレデイを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月29日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた14戦目は、黒宮高徳騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1991年）

1月5日、中1週で迎えた15戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒宮高徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカノサンドオーから1馬身半差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた16戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒宮高徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケノスターオーからアタマ差の2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒宮高徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒宮高徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒宮高徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた20戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で黒宮高徳騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で黒宮高徳騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブレハツトスキーに半馬身の差をつけて制した。

4月30日、中2週で迎えた22戦目は、C1イ（中京(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で黒宮高徳騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた23戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（中京(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた24戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた25戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた27戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた28戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた29戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた30戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた31戦目は、C1ハ（中京(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた32戦目は、米山哲郎騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた33戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月9日、中0週で迎えた35戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた36戦目は、C1ヘ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で米山哲郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた37戦目は、C1ヘ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米山哲郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1ヘ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米山哲郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーコーイクシードから3馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1ヘ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で米山哲郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドデルレイから1馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた40戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で米山哲郎騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた41戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノグットラックに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。