ホクセツアイアン（2005年生、母ビザンフラワー）

ホクセツアイアン（2005年4月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋鉄」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したビザンフラワーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月10日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

9月7日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、スナークグレースにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたケンサフラン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコウエイスターを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小谷周平騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンユウラピッドを半馬身振り切って制した。

1月28日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小谷周平騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小谷周平騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小谷周平騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で小谷周平騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小谷周平騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小谷周平騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセフティーベストをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小谷周平騎手（12戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で小谷周平騎手（13戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で小谷周平騎手（14戦3勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で小谷周平騎手（15戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5歳（2010年）

3月9日、約7か月半の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で小谷周平騎手（16戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のナイチンゲールに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で小谷周平騎手（17戦4勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で小谷周平騎手（18戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ザバトルアスランに交わされて2馬身差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で小谷周平騎手（19戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で小谷周平騎手（20戦4勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったリュウノクロノスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で小谷周平騎手（21戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。