ケイツールピー（2014年生、母パシティア）

ケイツールピー（2014年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋通貨の単位」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時11歳）と交配したパシティアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、楠本勝美によって378万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月4日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを5馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダイヤグラムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したヘヴンオンアースを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマッグフェイスを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーアウラシマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニーマルジットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月31日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマッグフェイスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月7日、中4週で迎えた17戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の栗下実勇退記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。