ダイヤグラム（2014年生、母ブラウブリッツ）

ダイヤグラム（2014年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「情報を二次元幾何学モデルで表現したもの」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したブラウブリッツが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、徳原英修によって993.6万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月8日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2017年）

4月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝葵さん10日誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シャイニングスカイに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイツールピーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、中8週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、マントンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったニホンピロハニーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のしゅう様50周年オパール記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4歳（2018年）

3月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、星拓飛&翼兄弟誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカベローナに約13馬身の大差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーゼントシャルフに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月17日、中9週で馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8月19日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月27日、中9週で迎えた16戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた17戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、加賀四湯賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

5歳（2019年）

1月26日、中8週で迎えた18戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月7日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月25日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた21戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、小町草特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた24戦目は、鷹栖町町制50周年記念特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ミズヒキ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。