リーゼントシャルフ（2014年生、母ピュアティー）

リーゼントシャルフ（2014年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鋭い(音楽用語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したピュアティーが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の文月特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、コスマーから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、三浦大輔によって2,484万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

6月25日、デビュー戦は大下智騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（2018年）

2月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ワガママきいてゆりあ生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシリシアンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったスズノフブキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマコトステッラミラに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったダイヤグラムに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のフェスティヴワールに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、サウスシュネルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモンテゾーロに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月15日、中2週で迎えた13戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリボンナイトに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、焼岳賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジオパーククイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月16日、中1週で迎えた15戦目は、文月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィエントゴールドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月22日、中4週で迎えた16戦目は、ゲンゴロウ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、カレドヴルフにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月13日、中2週で迎えた17戦目は、シオカラトンボ賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダムガルヌンナを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

10月27日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5歳（2019年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた21戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

9月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6歳（2020年）

2月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラスの熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月24日、中9週で迎えた29戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

5月31日、連闘で迎えた30戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

11月14日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた32戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた33戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。