シリシアン（2014年生、母アンプルカット）

シリシアン（2014年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Ｓｉｌｉｃｉｕｍ（ケイ素）と接尾語ａｎ（～の）の組合せ」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したアンプルカットが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C18。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、伊達牧場によって1,620万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月19日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月6日、中7週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

9月6日、中5週で迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップライム賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、西井・八木金シャチ二回目記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた8戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサチタカチャンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサウスシュネルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月13日、中3週で迎えた11戦目は、ワガママきいてゆりあ生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリーゼントシャルフに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のレーヌドデゼールに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、祝十歳!ウインバリアシオン記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月17日、連闘で迎えた15戦目は、祝☆かおりん&ゆーこりん誕生祭（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた16戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウインドロイヤルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、にゃんちゃん定年お疲れさま（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、名古屋モーニングフィーバー4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエケッコを半馬身捉え切れず2着となった。

8月15日、連闘で迎えた23戦目は、しし座賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2019年）

1月3日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた31戦目は、善太川特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（16戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた33戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。