センシュウラン（1986年生、母ハクバピツト）

センシュウラン（1986年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のエビタカラ（当時10歳）と交配したハクバピツトが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は内山一雄。戦績は、中央平地17戦1勝、地方25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジンクサカエオーに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月30日、中3週で迎えた3戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は加用正騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中7週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で加用正騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（小倉ダート1000m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1800m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で出口隆義騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は加用正騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1700m 雨/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月6日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルトヨロイヤルからアタマ差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったラツドタイガーからアタマ差の2着に惜敗した。

8月12日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のロングレオナをクビ差制して優勝

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月4日、中4週で迎えた22戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月13日、中9週で迎えた23戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C1ニ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月6日、中7週で迎えた28戦目は、アラ系一般C1ヘ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月30日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松原義夫騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた33戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤテマークに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月22日、中2週で迎えた34戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノヤハギから1馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた36戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジヨイフアーマーから半馬身差の2着となった。

12月16日、中3週で迎えた37戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノシャープに3/4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（1991年）

1月1日、中1週で迎えた38戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた39戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月8日、中0週で迎えた41戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（16戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた42戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（17戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。