ウェーブオーキッド（2010年生、母ダンスノワール）

ウェーブオーキッド（2010年1月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋蘭」。毛色は青毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時11歳）と交配したダンスノワールが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月24日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のマズルファイヤーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

10月27日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

6月1日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

11月9日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4歳（2014年）

2月8日、中9週で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月22日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた13戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、こすもす賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のシルクペガサスに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したエイシンスペーシアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリノチョモラーリに3/4馬身届かず2着に敗北した。