ナスケンアゼリア（2007年生、母チコリーベル）

ナスケンアゼリア（2007年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したチコリーベルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2八。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた3戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

7月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく17着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた7戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた8戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユメノサキガケをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月3日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、キリン一番搾り生ビール賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジョニーガンバに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月14日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた15戦目は、JA岩手ふるさとポーク杯（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地康朗騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地康朗騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菊地康朗騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菊地康朗騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菊地康朗騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菊地康朗騎手（12戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。