ニジノハヤテ（2010年生、母カネショウシャネル）

ニジノハヤテ（2010年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虹の＋疾風。風の様に虹を駆け抜ける天馬より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したカネショウシャネルが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝、中央障害4戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、杉本千賀子によって577.5万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月20日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3歳（2013年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンヒーローを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月2日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月19日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2014年）

1月11日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（12戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（13戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月13日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（14戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモダイナミックに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2015年）

2月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（16戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（17戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（18戦2勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。