ゴールデンヒーロー（2010年生、母プリンセスゴールド）

ゴールデンヒーロー（2010年2月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「素晴らしい英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したプリンセスゴールドが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、中央障害13戦1勝2着3回。2016年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したクラージュドールを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったセイスコーピオンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったニジノハヤテにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた12戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイヴィアンボスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月26日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフォルトファーレンに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

11月23日、中3週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中4週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の初茜賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ウィリアムズ騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマカツポセイドンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアナザーバージョンを半馬身振り切って制した。

9月20日、中4週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

5歳（2015年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた27戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカアンペールから半馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルササグリから4馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドヴィーヴォに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

11月29日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2016年）

1月9日、中5週で迎えた35戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で平沢健治騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた36戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で平沢健治騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で平沢健治騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月4日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で平沢健治騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥールモンドから半馬身差の2着となった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で平沢健治騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた40戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で平沢健治騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。