ホットロッダー（1998年生、母Twenty Second Ave）

ホットロッダー（1998年2月14日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のWekiva Springs（当時7歳）と交配したTwenty Second Aveが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回、地方7戦1勝。2000年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月9日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカードアンドダイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったネイティヴハートにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月11日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルヘネシーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったモルフェデスペクタに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

4歳（2002年）

1月6日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月6日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、カオリハイパーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月29日、中3週で迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた16戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5歳（2003年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から32kg絞って迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6歳（2004年）

7月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた19戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアルクトゥルス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた21戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、静内町軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた22戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルロマネスクに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた23戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田大助騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、門別川特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田大助騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。