マチカネサンシロー（1995年生、母Refill）

マチカネサンシロー（1995年3月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のDiesis（当時15歳）と交配したRefillが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地31戦2勝2着2回。1997年の京成杯3歳ステークス(G2)で2着に入った他、1998年のアイルランドトロフィー(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月30日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトウキュウアビーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、連闘で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグラスワンダーにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグラスワンダーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月7日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3歳（1998年）

1月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月5日、中7週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月31日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビッグサンデーに1馬身の差をつけて制した。

11月28日、中3週で迎えた15戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた18戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた21戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた22戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた24戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた25戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、G2の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、BSNオープン（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2000年）

2月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、5歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。