ダイワリージェント（1993年生、母ロングソレイユ）

ダイワリージェント（1993年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時12歳）と交配したロングソレイユが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

2月25日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカッティングダークにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワフルールに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4歳（1997年）

2月2日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドジャパンをクビ差振り切って2勝目を収める

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入った。

7月19日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったターフチャンピオンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイブレックスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。