エイブレックス（1992年生、母カネラベンダー）

エイブレックス（1992年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時7歳）と交配したカネラベンダーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地38戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月5日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は514kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（1996年）

5月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（9戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコクサイレーニエを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月6日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の魚沼特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（1997年）

4月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた15戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったゴールドジャパンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（14戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（15戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月2日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（16戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワリージェントを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月31日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

9月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（17戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月13日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（18戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず最後はセントハクウンと並んで8着同着となった。

6歳（1998年）

1月18日、中4週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（19戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた28戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったユニオンヒルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた33戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（20戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

8月29日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。