アザブノクリチャン（2009年生、母クオレル）

アザブノクリチャン（2009年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「麻布の＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時16歳）と交配したクオレルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は永村侑。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永村侑から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月13日、中0週で迎えた17戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスメリットに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C3一（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーキーブルーから2馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた22戦目は、日本最後のアラブ馬レッツゴーカップ記念（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスビスタから1馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、コスモイチモンジに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。