セウラサーリ（2017年生、母サマーナイトシティ）

セウラサーリ（2017年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夏至祭が行われるフィンランド・ヘルシンキに浮かぶ島。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したサマーナイトシティが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の城崎特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3歳（2020年）

2月16日、中8週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダイメイボーイをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月28日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったボンオムトゥックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月17日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオーマイダーリンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2の関西テレビ放送賞ローズステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月19日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月14日、中7週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの春日特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したスマートクラージュにクビ差届かず2着となった。

10月30日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエルカスティージョに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を制した。

11月28日、中3週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5歳（2022年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

2022年4月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。