マジックナイト（1988年生、母Pin Up Babe）

マジックナイト（1988年3月9日）は、フランスで生まれた競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のLe Nain Jaune（当時9歳）と交配したPin Up Babeが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回、海外20戦6勝。1991年のヴェルメイユ賞(仏・G1)に勝利した他、1992年のサンクルー大賞(仏・G1)で2着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞5勝を挙げた。

経歴

2歳（1990年）

8月26日、C.アスムッセン騎手を鞍上に据えて、2歳G3のキャルバドス賞（フランス・ドーヴィル芝1400m）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンポーラから3/4馬身差の2着となった。

9月11日、D.ブフ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のウマール賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。8頭立ての7番ゲートからスタート。最後は、2着のSha Tha Ex Sabanaに半馬身の差をつけて重賞初制覇を遂げる

10月7日、2歳G1のマルセル・ブサック賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.ブフ騎手（1戦1勝）。9頭立ての大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1991年）

4月12日、A.バデル騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンプリュダンス賞（フランス・メゾン＝ラフィット芝1400m）に出走。8頭立ての6番ゲートからスタート。最後はTheatrical Victoryと並んで5着同着となった。

4月21日、3歳G3のグロット賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。鞍上は2戦連続でA.バデル騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月19日、3歳G1のサンタラリ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は3戦連続でA.バデル騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、3歳G1のディアヌ賞（フランス・シャンティイ芝2100m）に出走。鞍上は4戦連続でA.バデル騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったCaerlinaから3/4馬身差の2着となった。

6月23日、3歳G2のマルレ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は5戦連続でA.バデル騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のLa Monalisaに2馬身の差をつけて重賞2勝目を挙げた。

9月1日、3歳G3のノネット賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は6戦連続でA.バデル騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったCaerlinaからハナ差の2着となった。

9月15日、3歳G1のヴェルメイユ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は7戦連続でA.バデル騎手（6戦1勝）。14頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のピンクタートルに1馬身半の差をつけてG1ホースの仲間入りを果たした。

10月6日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は8戦連続でA.バデル騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったSuave Dancerから2馬身差の2着となった。

11月24日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続でA.バデル騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったゴールデンフェザントにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

5月31日、G1のイスパーン賞（フランス・ロンシャン芝1800m）に出走。鞍上は10戦連続でA.バデル騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月13日、G2のエヴリ大賞（フランス・エヴリー芝2400m）に出走。鞍上は11戦連続でA.バデル騎手（10戦2勝）。8頭立てのレースに臨んだ。3着に終わった。

7月5日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は12戦連続でA.バデル騎手（11戦2勝）。7頭立てのレースに臨んだ。最後は、勝ったPistolet Bleuから5馬身差の2着に敗北した。

8月9日、G2のポモナ賞（フランス・ドーヴィル芝2700m）に出走。鞍上は13戦連続でA.バデル騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のSought Outに1馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルを奪取した。

9月13日、G3のフォワ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は14戦連続でA.バデル騎手（13戦3勝）。4頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のSuboticaに3/4馬身の差をつけて5つ目の重賞タイトルを手に入れた。

10月4日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は15戦連続でA.バデル騎手（14戦4勝）。18頭立ての7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月18日、G2のコンセイドゥパリ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はC.アスムッセン騎手（1戦0勝）。6頭立てのレースに臨んだ。5着に敗れた。