モルフェネイティブ（1999年生、母オグラテスコ）

モルフェネイティブ（1999年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したオグラテスコが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着5回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカミングチャンスに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月2日、連闘で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月3日、中6週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3歳（2002年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、グランツスワンに交わされて2馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月31日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ゴールドディスクに交わされて2馬身差の2着となった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、パーシステントガイに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、サンデーサンサンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったクリスサルーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサクラゼンセンに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5歳（2004年）

11月9日、約13か月半の休み明けで迎えた18戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、門別川特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6歳（2005年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた21戦目は、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、十勝ワイン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、Aiba浦河ささげ特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた24戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた25戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。