リンクローレル（1994年生、母エリザベスジョイ）

リンクローレル（1994年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時16歳）と交配したエリザベスジョイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は白井吉美。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、中央障害4戦1勝、地方1戦0勝。1999年の洛南ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月12日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオースミムサシに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4歳（1998年）

1月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アポテオーズに半馬身交わされて2着となった。

2月22日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（9戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

12月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

12月20日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のパラダイスヒルズをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクリールサクセスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

1月31日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（5戦2勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（10戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は川合達彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーマリオに約10馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は金折知則騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月16日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3170m 外2周曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月20日、中4週で迎えた28戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。