ファイアーマリオ（1994年生、母アンバーエルン）

ファイアーマリオ（1994年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウショウマリオ（当時9歳）と交配したアンバーエルンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地4戦1勝、中央障害6戦1勝2着3回、地方15戦4勝2着4回。1996年のラベンダー賞(オープン)で3着に入った他、1997年の不来方賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

千葉四美厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1996年）

6月8日、デビュー戦は菊池武騎手を鞍上に据えて、馬体重は452kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のディナスティーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月7日、中3週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若駒賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアプローズフラワーから4馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホクシャダイに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳B（盛岡ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1997年）

4月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊池武騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のやまびこ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊池武騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊池武騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のポエムダンスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーハッピーをクビ差制して4勝目を収める

7月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツエジャーニイから1馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイセイオペラから8馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、はづき賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤフェイスからハナ差の2着に甘んじた。

9月13日、中3週で迎えた15戦目は、ながつき賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1998年）

6月20日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリムズンハウスに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手中に収めた。

8月30日、中3週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングフォーウィンから1馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンメイアユチから3馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

5歳（1999年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンクローレルから約10馬身差の2着となった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモエベレストに1馬身1/4の差をつけて6勝目を掴み取った。