メイセイオペラ（1994年生、母テラミス）

メイセイオペラ（1994年6月6日）は、日本の競走馬、種牡馬。1999年にNARグランプリサラブレッド系4歳以上最優秀馬及び年度代表馬、2016年にNARグランプリ特別表彰馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のグランドオペラ（当時10歳）と交配したテラミスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地2戦1勝、地方33戦22勝2着2回。1999年のフェブラリーステークス(G1)に勝利した他、1999年の帝王賞GI(G1)を制するなど、G1級競走3勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

佐々木修一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1996年）

7月27日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、馬体重は465kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアンザラジェントに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホクシャダイから1馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のMIT杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミタカセントオーに6馬身の差をつけて優勝

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドピアザに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のラグビーシンバルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1997年）

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のポエムダンスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイウンショウリに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルケイキャロルに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月6日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（東北ダービー）（新潟(地)ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノローリアスに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーマリオに8馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月30日、中4週で迎えた14戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトリードワンに4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

11月3日、中8週で迎えた15戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 小雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルハーバーに1馬身の差をつけて制した。

4歳（1998年）

1月28日、中3週で迎えた18戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（7戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンドギャロップに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月24日、中5週で迎えた20戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（9戦6勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

7月20日、中3週で迎えた21戦目は、G3のマーキュリーカップ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のパリスナポレオンに7馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。

8月30日、中5週で迎えた22戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（11戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウテンウインに9馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

10月10日、中5週で迎えた23戦目は、G1の南部杯（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（12戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキシャーロックに3馬身の差をつけて3連勝で初のG1タイトルを掴み取った。

11月22日、中5週で迎えた24戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原勲騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングファイブに約15馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原勲騎手（14戦10勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったアブクマポーロにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月31日、中5週で迎えた26戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原勲騎手（15戦10勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエムアイブランに2馬身の差をつけてダートマイル王の座を獲得した。

5月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で菅原勲騎手（16戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプに6馬身の差をつけて勝利数を18に伸ばす

6月24日、中6週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で菅原勲騎手（17戦12勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサプライズパワーに4馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルをつかんだ。

8月29日、中8週で迎えた29戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で菅原勲騎手（18戦13勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で菅原勲騎手（19戦14勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月29日、中4週で迎えた31戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で菅原勲騎手（20戦15勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2000年）

2月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で菅原勲騎手（21戦15勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月21日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で菅原勲騎手（22戦15勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のユーコーマイケルに2馬身半の差をつけて勝利数を22に伸ばす

6月22日、中4週で迎えた34戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は23戦連続で菅原勲騎手（23戦16勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

8月27日、中8週で迎えた35戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で菅原勲騎手（24戦16勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンチャンプを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。