リアム（2017年生、母スターダムバウンド）

リアム（2017年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強い意志の意味を持つ人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したスターダムバウンドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月1日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2020年）

2月8日、中9週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエターナルボンドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月10日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマジックウォリアーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

12月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの立志賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

4歳（2021年）

2月28日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウラツワンをクビ差振り切って優勝

4月25日、中7週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月23日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5歳（2022年）

2月27日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーツシンフォニーから2馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中7週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーフェイバーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2023年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメリディアンローグをクビ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月15日、中8週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。