ムラサキズキン（2004年生、母ネツプスダンサー）

ムラサキズキン（2004年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時17歳）と交配したネツプスダンサーが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、地方22戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1四五。

経歴

デビュー前

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2007年）

6月13日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は449kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウノトリヤヘイに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルクートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルマリモに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオートスピリットを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月20日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイネルエトナに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

7月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スーパードリブルに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディーエスデンバーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモデスティーを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムデンセツに4馬身の差をつけて7勝目を収める

12月17日、中5週で迎えた13戦目は、もみの木特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2009年）

8月18日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のヨコハマボーイを3/4馬身振り切って8勝目を手に入れた。

10月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた17戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦4勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（11戦4勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。