ヴォルケニック（2019年生、母フラマブル）

ヴォルケニック（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「火山性の」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したフラマブルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月17日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のララランドをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4歳（2023年）

1月29日、約12か月の休養明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月29日、中9週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギャラクシーセブンに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月9日、中3週で迎えた10戦目は、春三会信弥君還暦特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキーフラッシュに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月30日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエピックアンをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

10月28日、中3週で迎えた12戦目は、ハロウィン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のペイシャワールドに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったボマイェに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、星ヶ丘公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィアに2馬身半の差をつけて制した。

5歳（2024年）

1月1日、中2週で迎えた15戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。