フェアリープト（2020年生、母ミセスリンゼイ）

フェアリープト（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「恋に落ちて(独)」。毛色は青毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したミセスリンゼイが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞(一般C2十一)。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた5戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

デビュー前

加用正厩舎（JRA）へ入厩。

4月5日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、3歳戦の春光特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

8月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の能登七ツ島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミヤジシャルマンにアタマ差交わされて2着となった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2023年9月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月15日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、きらめく傘のアートプロジェクトを見よう賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、アマソナに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、下山武徳生誕記念杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた11戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイサムサンカに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

4歳（2024年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、北陸新幹線県内全線開業あと4日特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた13戦目は、がんばろう北陸第2回恋馬タカラコウウン杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、マクシミリアンに3/4馬身交わされて2着となった。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ジェイエルフラッグに半馬身交わされて2着となった。