ミヤジシャルマン（2020年生、母アナザーワールド）

ミヤジシャルマン（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+魅力的(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したアナザーワールドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。主な勝ち鞍は2023年の能登七ツ島賞。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タバタファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、曽我司によって1,650万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月22日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月3日、中2週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったケイエイトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雪/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウォーターハウスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦の能登七ツ島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェアリープトを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコンテナジュニアをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2024年）

1月20日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったドゥラレジリエントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスのJRAウルトラプレミアムロードカナロアカップ（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。