ビービートレイター（2010年生、母カタズオノンデ）

ビービートレイター（2010年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋反逆者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時17歳）と交配したカタズオノンデが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。主な勝ち鞍は2014年の緑風ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂東牧場によって441万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

10月22日、中2週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビックセイラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケノマンボに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2014年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシュミットに3馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

2月22日、中3週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したスプリングシーズンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中7週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサングップに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーサングレートを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2014プロミネントジョッキーズトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2015年）

1月18日、中6週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7歳（2017年）

1月5日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月15日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、旬の味覚!門別ししゃも祭り特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8歳（2018年）

8月30日、約10か月半の休み明けで迎えた16戦目は、スマホアプリ JA2MP特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた17戦目は、ドゥラメンテ・プレミアム（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。