ビックセイラー（2010年生、母フライバイペガサス）

ビックセイラー（2010年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大きい＋帆船。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したフライバイペガサスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の美唄産「峰ななつぼし」新米賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、槇本牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、長田ファームによって118.8万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、とんがりロード賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノアミラクルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホッカイカトリーヌに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビービートレイターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のシアワセノホシに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。