ノアミラクル（2010年生、母クイーンモモコ）

ノアミラクル（2010年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のザッツザプレンティ（当時10歳）と交配したクイーンモモコが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の二風谷ファミリーランド賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐山公男によって273万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月17日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月8日、中8週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

9月12日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったナトゥーラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、とんがりロード賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビックセイラーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイダイシアトルに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、二風谷ファミリーランド賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクリアビューを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

2月8日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

11月23日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。