ナトゥーラ（2010年生、母ストーミンウイニー）

ナトゥーラ（2010年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ノーベル賞のメダルに刻印されている自然の女神。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したストーミンウイニーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方28戦7勝2着8回。主な勝ち鞍は2015年の元気ハツラツ・静岡茶特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月6日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6月15日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は田中博康騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノアミラクルに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、日高獣医師会賞（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のボディーハートを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のソラに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、幌満峡賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ソラに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2014年）

4月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミラクルヒカリに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月22日、連闘で迎えた16戦目は、芝ざくら滝上特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャリマに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、クレマチス特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（7戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、逃げるフェアブルームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、百合特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた19戦目は、上川町120年記念特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手（9戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキーストライプに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた20戦目は、JAバンクちょきんぎょ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキーストライプを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、サッポロホワイトベルグ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部龍騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウワイルドを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って順当に勝利した。

9月9日、中3週で迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、平取町沙流川まつり特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月5日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、宗谷の枝幸町「えさっしー」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2015年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた24戦目は、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、リボン余市白ぶどうソーダ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（13戦6勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、ポラリス☆スタンド7周年特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（14戦6勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、わくわくラジオ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（15戦6勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた28戦目は、水揚げ日本一!羽幌産甘エビ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（16戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、ザ・トンアップモーターズ特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（17戦6勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた30戦目は、オウケンブルースリ賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスギノゼウスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた31戦目は、沼田町おいしい雪中米特別（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（18戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサクラシュトロームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた32戦目は、サッポロ極ZERO特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（19戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマイチローガンにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月25日、中1週で迎えた33戦目は、優駿の里「安平町畑の恵み」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（20戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったエスコルピオンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた34戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、元気ハツラツ・静岡茶特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るペイシャンスオウを上がり1位の末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月23日、中1週で迎えた35戦目は、北海道YES!clean特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（21戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた36戦目は、パンジー特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（22戦6勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた37戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（23戦6勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。