トウショウワイルド（2011年生、母ストームトウショウ）

トウショウワイルド（2011年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時17歳）と交配したストームトウショウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2九十十一。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月1日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったエアカミュゼに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、サッポロホワイトベルグ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ナトゥーラに3/4馬身交わされて2着となった。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、サルビア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた14戦目は、JAとみかわ「ルシナ美人」特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた15戦目は、JBC盛岡開催記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、宗谷の枝幸町「えさっしー」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、銀杏特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモーレアモーレをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

2月2日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に敗れた。

7月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は高野毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。