スギノゼウス（2011年生、母バブリームード）

スギノゼウス（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋主神」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したバブリームードが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の北海道の翼「AIRDO」特別(一般A2-2～B3)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月11日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月13日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1 C2（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた8戦目は、ディセンバー特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月20日、中3週で迎えた9戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月20日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ポラリス☆スタンド7周年特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したモンサンサターンに半馬身届かず2着となった。

6月2日、中1週で迎えた11戦目は、わくわくラジオ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドライトに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月16日、中1週で迎えた12戦目は、手稲山ミヤマスミレ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったフェアープライドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中3週で迎えた13戦目は、オウケンブルースリ賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナトゥーラに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた15戦目は、北海道YES!clean特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた16戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のターフデザイナーに1馬身の差をつけて3勝目を収める

10月27日、中2週で迎えた17戦目は、日高生産連特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、バカニシナイデヨにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で服部茂史騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレイクエースを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って優勝

5歳（2016年）

4月27日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ふきのとう特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた20戦目は、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモアジルを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月8日、中1週で迎えた21戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（10戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、アルビレオ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた23戦目は、登別閻魔やきそば1周年特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のビービーボヌールをハナ差振り切って6勝目を挙げた。