アートルムフーガ（2009年生、母リファールカンヌ）

アートルムフーガ（2009年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒（ラテン語）＋遁走曲（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアフリート（当時25歳）と交配したリファールカンヌが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の岩永千明騎手祝200勝達成（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったケンシベリーノから1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月5日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケージーユタカオーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月22日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。