カシワズスワロー（1986年生、母エリモカスター）

カシワズスワロー（1986年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したエリモカスターが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月2日、デビュー戦は田所清広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のサドンハーレーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月29日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、シルビアワンに半馬身交わされて2着となった。

5月20日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアストロボーイに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田所清広騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所清広騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で田所清広騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田所清広騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。