プリンスミノル（2019年生、母フレアキャスケード）

プリンスミノル（2019年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇子+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時12歳）と交配したフレアキャスケードが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はゴールドアップカンパニー。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月11日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3歳（2022年）

4月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

5月29日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメンアットワークにねじ伏せられて9馬身差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイリトルラバーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフォーワンセルフをクビ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月7日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの立川特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモコラッジョに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月11日、中6週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2024年）

1月21日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（8戦3勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイシンピスケスにクビ差届かず2着となった。

2月17日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの小倉城ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロコポルティに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月6日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2025年）

1月12日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦3勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。