グラールダンサー（1997年生、母アトリビューション）

グラールダンサー（1997年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時13歳）と交配したアトリビューションが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地22戦1勝2着5回、地方17戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月6日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月13日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったアトゥにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3歳（2000年）

5月27日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したタフネススターを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーロウインドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパリスマウンテンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2001年）

6月3日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月5日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた12戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったライクリーラッドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（11戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（12戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったキヨミズサンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月27日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月19日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

6歳（2003年）

2月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、一般B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月26日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタケンリュウから半馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた30戦目は、寺内一樹騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、一般C1一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺内一樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月16日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、人大杉記念第2回2ちゃんねる特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた33戦目は、中西騎手10000回騎乗おめでとう特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた35戦目は、高橋大輝誕生2周年記念特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月25日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた37戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2004年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、一般A B（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川江光司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。