マグナムオプス（2015年生、母クイーンギムレット）

マグナムオプス（2015年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最高傑作（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したクイーンギムレットが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は千葉飯田牧場。主な勝ち鞍は2019年の林颯一郎夏休み記念(一般C1五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千葉飯田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって1,350万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月25日、デビュー戦はF.ミナリク騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

4月14日、中6週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

8月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウヴァルスに半馬身交わされて2着となった。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のシュネッラーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木太一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木太一騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木太一騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木太一騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアーバンブラックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、金沢競馬今年も1年お疲れ様&ありがとう杯特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木太一騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエムティナナに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（2019年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木太一騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木太一騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木太一騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、早稲田大学テンポイント存続令和突入記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木太一騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のパットサイテに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で鈴木太一騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、能登よさこい祭り特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で鈴木太一騎手（15戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で鈴木太一騎手（16戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で鈴木太一騎手（17戦3勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、ブルーベリー賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で鈴木太一騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、森田康介生徒会長立候補記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で鈴木太一騎手（19戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、オーガスト賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で鈴木太一騎手（20戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、クレイジームーンに半馬身交わされて2着となった。

8月12日、連闘で迎えた25戦目は、林颯一郎夏休み記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で鈴木太一騎手（21戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のナポリタンをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で鈴木太一騎手（22戦4勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

9月8日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で鈴木太一騎手（23戦4勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた28戦目は、加賀白峰賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で鈴木太一騎手（24戦4勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた29戦目は、一般B2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は26戦連続で鈴木太一騎手（25戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、Kazu327全快記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（26戦4勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた33戦目は、オッズパーク2019杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

5歳（2020年）

3月29日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、下東事退職記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。