シュネッラー（2015年生、母ロイヤルインパクト）

シュネッラー（2015年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「もっと速く（音楽用語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したロイヤルインパクトが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の一般C2二。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月28日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3歳（2018年）

3月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、勝木翔一郎嫁が好き好きだーい好き記念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったドリームセオリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロイヤルソードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったマグナムオプスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホリーセクションに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、ハシルプーオウ一人旅金沢競馬初来場記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートパートナーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月25日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。